会社経営が苦しい時こそ経営者に必要な考え方と行動|愛知県一宮市の税理士執筆
愛知県一宮市の税理士の藤野です。
私自身も経験し、現在日々の業務でもよく相談を受ける会社経営・企業経営の大変さ、経営者の苦しみについて、私なりに考えをまとめました。
- 経営が苦しい時こそ大事な経営者の「考え方」
- 経営の目標設定、経営者の行動維持のための学び
- 「ある本」から学んだ経営に必要な能力・経営者の考え方
多くの経営者が経営が苦しくなることを経験している
個人・法人といった組織形態を問わず、新たに事業を開始しよう!と行動を起こす方がまず考えることは、「食うためにはいくら稼げば?」ではないでしょうか?
全員がそうでは無いかもしれませんが、ボランティア目的でない限り営利を追求するものであると考えます。
そして営利追求していくために、目標を掲げて行動するも上手く軌道に乗らず、経営が苦しくなることも多々あると思います。
起業し、開業以来一度も経営が悪化したこともなく、悩んだことも無い!という方は、殆どおられないのではないでしょうか?
勿論、例外的にそういった優秀な経営者もおられるかもしれませんが。
経営が苦しい時こそ大事なのが経営者の「考え方」
そう言った、苦しい経営状態に陥った際に大事となってくるのが経営者の「考え方」ではないでしょうか?
やけになったり、現実逃避的な行動を起こしたりすると、負の連鎖が始まり事業経営も必ず行き詰まりを迎えます。
ただ、そうは言っても経営者も人間ですから、やけになることはあるでしょうし、現実逃避もしたくなります。
サラリーマン時代の独立前は、残念ながらそう言った方向に向いてしまった経営者に対し、適切なアドバイスが全く出来ず、ただ聞いてあげるか知らんふりでした(最悪です)。
どう対応すれば良いか全く解らなかったのです。
経営者的な考え方を持たないまま独立開業した当初の状況は…
私は独立開業して3~4か月は、何も考えず営業のみ行っておりまして、開業後6ヶ月ほどは収入が殆どありませんでした。本当に食っていけるかと悩んでいました。
いえ、むしろ何も考えず悩んでいるだけの状態でした。
お恥ずかしい話、少しやけ気味になりましたし、かなり現実逃避的な行動をしていました。「他人のせい」「環境のせい」「他人の悪口」等々。
これでは、運も開けませんし、人も寄ってこないですね。諸悪の根源で大反省です。
2つの出会いで目標を明確にできた
しかし、「ある本」と「ある方」の出会いのお陰で、目標を明確にすることができ、何とか目標に対する行動も維持出来るよいになったと自負しております。目標設定の大切さはある方との出会いのお陰であり、そしてある本との出会いにより行動を維持することが出来ました。
その成果としては、開業後10ヶ月を経過してからの2年で、なんとか約60件(法人・個人合わせて)ほどのクライアント様とのご縁がありました。
この「ある本」や「ある方」の詳細につきましては、セミナー等でお話させて頂こうと考えていますが、この時唯一自分を褒めたいのは、他人様の意見を聞き入れる素直さがあったということです。
いくらいい情報があっても、心が素直でなければ、受け入れられず、人としての成長も阻害されていくと考えます。
「ある本」から学んだ経営に必要な能力・経営者の考え方
1例だけ、「ある本」からの行動維持に関するヒントになったお話をさせて頂きますと、簡単な基本的な「脳の特性」のお話が私の心にストンと落ちました。
脳は基本的に防衛反応を働かすそうです。
健康のために毎朝ジョギングをしよう!と決意しても、脳は保守的なので、「しんどいよ」「疲れるよ」「寝とこ!」などの指令を送ってくるそうです。
保守的な回路が潜在的に構築されているので、この保守的な考えである脳を理解しながら、保守的な回路を行動的な回路へ作り変える努力が必要となるそうです。
行動的な回路になると、今度は、「走らなくて良いの?」「走れ」と指令してくるようになるそうです。
このように、行動的な回路を構築することにより、行動・発言がポジティブになり素晴らしい行動変容が可能となります。
経営の目標設定、経営者の行動維持のための学び
そこで、この「目標設定」と「行動維持」に関するメカニズムをもっと学びたいと考え、大学の聴講生として「行動心理学」「脳科学」「ポジティブ心理学」を学んだり、大学以外の機関においても「コーチング」を学んでおります。
このように、私自身も税務以外の領域においても学び続け、経営者のお役に立てるような情報をセミナー等で発信していけるように心がけております。